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2018.10.29

青年海外協力隊を知って! 竹尾敬三さん

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こんにちは!ナビゲーターのみっちょんです。10/24の「banwago station」スタジオには青年海外協力隊三重県OB会の会長の竹尾敬三さんにお越しいただきました。

 6月には、川の流れの会名張 事務局長として「花いかだ」を浮かべるお話をしてくださった竹尾さん! 現在は、関西小水力利用推進協議会理事や浮島研究会の会長日本水景協会の資格審査委員会の委員長も務められています。

この日は、現在募集中の「JICAボランティア」についてお話してくださいました。 竹尾さんがJICAボランティアに参加されたのは約40年前。もともと機械工学を勉強されていた竹尾さんは、1972年頃 アジアのバングラデシュやアフリカのビアフラで食糧不足のために多くの子供が死んでいっている話をテレビやラジオで知り、大阪府の農業試験場に勉強に行って栽培技術を学ばれたんだそう。 

国内で農業をやりたかったのですが、自営でないと当時はなかなか農業が出来なかった時代。そこで知ったのが青年海外協力隊。ケニアに稲作指導に行かれたそうです。 派遣された場所は、アフリカの東側にあるケニア共和国。稲作指導という立場で州の事務所勤務となり、当初は英語もなかなか通じず、事務所の会議や報告書は全て英語だったので大変な苦労があったんだそう。現場に行くにも自動車の手配が必要で、運転手や秘書とうまくやらないとなかなか手配もできなかったそうですが、半年がたったころから、英語にあまり苦労することなく、少しづつスワヒリ語も話せるようになり、田んぼ指導に行っている人たちから現地語であるルオー語を学ぶようになったんだそう。 

「JICAボランティアで参加したとはいうものの、現地ではそのような意識はなく、ただひたすら稲作をどうすれば普及できるかに取り組み、そのためには人とどう付き合うか、どう交渉するか、など生活していく上での必要な知恵をたくさん学び、身に着けることができたと思います。それは日本に帰ってからも非常に役立っていると思います。」と語ってくださいました。

 JICA経験者の帰国後は、現地で影響を受け、医者を目指そうとする方など人それぞれなんだとか。竹尾さんは帰国後、会社に勤め、東南アジアを中心に小水力発電装置の開発に携わり、2005年に独立。アサンテ環境研究所を立ち上げ、小水力発電の調査・計画・設計などを行い、国内はもとより、ミャンマーなど海外のプロジェクトにも関わっていらっしゃいます。

現在、青年海外協力隊・シニア海外ボランティア秋募集が行われています。参加希望の方は、毎月第2土曜日に市民情報交流センターにおいて開催の「協力隊ナビinなばり」で、ぜひOBの方のお話を伺ってみてはいかがでしょうか。

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